昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは59.3ドルまで前日から約0.53%低下。一方の天然ガスは前日から約1.22%高騰。4.89ドル台をタッチした。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落幅が目立ったパラジウムは、前日比マイナス3.88%の1,460ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、加ドルが米国時間で弱含んだ。加ドル円は111.768から110.808まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σから-2σまで低下している一方、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが崩れずに継続している状況だ。なお本日のアジア時間では小反発の値動きが見られている。
本日の指標は、6:10にNZ・ブレマンRBNZ総裁の発言、8:50に日・マネタリーベース、9:30に豪・ 経常収支、豪・住宅建設許可、10:00に米・パウエルFRB議長の発言、14:00に日・消費者態度指数、16:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、英・BOE金融安定報告書公表、18:30に南ア・経常収支、19:00に欧・雇用統計、欧・消費者物価指数、24:00に米・ボウマンFRB議長の発言が予されている。弱含んだ加ドルが米国時間で巻き返すのか静観したい。