昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは58.3ドルまで回復。天然ガスも同様に上昇し、前日から3.84%高騰。4.62ドル台へと移行した。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、唯一下落したゴールドは、前日比マイナス0.29%の4,151ドル台に低下した。
為替市場は、アジア時間から米国時間にかけてNZドルが終日最強となった。昨日行われたRBNZ政策金利発表では、市場コンセンサス通り2.25%へ0.25ポイントの利下げを実施。指標発表直後からNZドルが強含んだ。NZドル円は87.597から89.145まで上昇。時間足200SMAからの高騰が見られた。なおNZドル円は昨日の急騰で年初来高値を更新している。
本日の指標は、6:45にNZ・第3四半期小売売上高、9:00にNZ・ANZ企業景況感、9:30に豪・第3四半期民間設備投資、10:30に日・野口日銀審議委員の発言、16:00に独・GFK消費者信頼感調査、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:30に加・第3四半期経常収支、25:00に英・グリーンMPC委員の発言、翌6:00にNZ・ANZ消費者信頼感指数が発表予定となっている。RBNZ0.25ポイント利下げも直後に急騰したNZドルの上値余地に注目したい。