昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.2ドルまで約0.75%低下。天然ガスにいたっては前日から3.98%急落。4.48ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、シルバーは前日から1.13%上昇。52.1ドル台を回復した。
為替市場は、米ドルが米国時間終盤で最弱となった。ユーロ米ドルは1.1511から1.1584まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では、200SMA直下までローソク足が回復しており、日足では今月安値更新前の反発上昇となった。なお本日のアジア時間でも上方向の値動きが継続しているため、米国時間での米ドルのさらなる軟化に注目したい。
本日の指標は、10:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、11:00にNZ・ホークスビーRBNZ総裁の記者会見、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:30に米・週間原油在庫、26:00に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・7年債入札、28:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。最弱となった米ドルの下値余地を注視したい。