昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは58.5ドルまで約0.83%回復。一方の天然ガスは、前日から約2.71%低下。4.56ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日比プラス3.44%の51.7ドル台を回復した。
為替市場は、日本市場が祝日により休場の中、日本円が終日最弱となった。豪ドル円は100.907から101.465まで上昇。時間足20MA下位から上位へと躍り出た。4時間足では、ボリンジャーバンド-2σから中心線へと回帰しており、日足では10MAより上位の水準にて、上昇トレンドが継続している最中だ。
本日の指標は、16:00に独・第3四半期GDP、20:00に英・CBI流通取引調査、22:30に米・生産者物価指数、米・小売売上高、23:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、24:00に米・消費者信頼感指数、米・中古住宅販売保留、米・リッチモンド連銀製造業指数、米・企業在庫、27:00に米・5年債入札が発表予定となっている。最弱となった日本円の回復余地を慎重に見極めたい。