先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.0ドルまで約0.16%低下。天然ガスも同様に下落し、前日比マイナス2.65%の4.62ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇幅が目立ったパラジウムは、前日比プラス3.89%の1,421まで値を上げた。
為替市場は、21日に発表された米・11月PMI購買担当者景気指数の速報値が、コンポジットで前月の54.6から54.8に上昇し、市場予想の54.4を上振れたにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は157.530から156.214まで下落。時間足20MAに沿っての下落が発生した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σから中心線までの反落が見られ、日足ではRSIが75から66まで低下している。
本日の指標は、18:00に独・IFO景況指数、23:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:45に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・2年債入札が予定されている。これ以外の重要指標や要人発言は予定されていない。尚、本日は日本が祝日により休場となっている。157円台から反落した米ドル円が再び上値を更新するのか、米国時間での値動きに警戒したい。