昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.0ドルまで約2.36%低下。天然ガスも同様に下落を見せ、前日比マイナス1.87%の4.66ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から3.39%低下。1,508ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、昨日発表された独・10月生産者物価指数(PPI)が、前日比で前月のマイナス1.7%からマイナス1.8%に悪化したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は180.951から181.998まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが継続した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークに入っており、日足ではRSIが74.7まで高騰している。
本日の指標は、6:45にNZ・貿易収支、8:30に日・消費者物価指数、8:50に日・貿易収支、9:01に英・GFK消費者信頼感調査、16:00に英・公共部門ネット負債、英・小売売上高、17:30に独・製造業/非製造業PMI、欧・ラガルドECB総裁の発言、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、21:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、21:40にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、22:30に加・小売売上高、23:45にPMI購買担当者景気指数、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。続伸しているユーロ円が高値更新するのか、米国時間の値動きを注視したい。