昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは60.5ドルまで約1.85%上昇。天然ガスにいたっては前日から6.10%高騰。4.60ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の目立ったシルバーは、前日比プラス3.22%の51.3ドル台まで値が伸びた。
為替市場は、昨日発表された加・10月住宅着工件数が、前月の27.9万件から23.2万件となり市場予想の26.8万件を大幅に下振れたにも関わらず、加ドルが米国時間で最強となった。加ドル円は110.135から111.445まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σまで価格が到達しており、日足では今年高値を更新した。
本日の指標は、6:45にNZ・生産者物価指数、8:30に豪・Westpac先行指数、8:50に日・通関ベース貿易収支、日・工作機械受注、9:30に豪・賃金指数、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・経常収支、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に米・ミランFRB理事の発言、27:00に米・20年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表が発表予定となっている。高値更新中の加ドル円が上値を更新するのか、米国時間での方向性を静観したい。