昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは59.4ドルまで小幅上昇。一方の天然ガスは前日から約2.60%低下。4.34ドル台へと移行した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日比マイナス2.40%の49.6ドルへと反落した。
為替市場は、昨日発表された米・11月NY連銀製造業景気指数が、前月の10.7から市場予想の6.0を大幅に上振れ18.7となったことで、米ドルが米国時間で最強となった。米ドル円は154.430から155.307まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σまで到達。日足では時間足同様10MAに沿っての上昇トレンドが先月から継続しているところだ。
本日の指標は、9:30に豪・RBA議事録公表、15:30に日・高市首相と植田日銀総裁の会談、22:00に英・ピルMPC理事の発言、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・輸入物価指数、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・製造業受注、米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・バーFRB理事の発言、25:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に英・ディングラMPC委員の発言が発表予定となっている。もっとも強含んだ米ドルが勢力を維持するのか、米国時間での値動きに注意したい。