先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の60ドル台を維持し60.1ドル付近で推移。一方の天然ガスは前日から約2.09%低下。4.50ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.71%低下。50.5ドル台へと値が戻った。
為替市場は、終日ポンドが最弱となった。ポンド円は203.941から202.350まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では、一時的に20MAを下回りつつも75MAで反発が入り、日足ではボリンジャーバンド+2σからの反落が入る形となった。なお月足では、RSIが65へと上昇している最中だ。
本日の指標は、8:50に日・実質GDP、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、13:30に日・鉱工業生産、22:15に加・住宅着工件数、22:20に英・マンMPC委員の発言、22:30に加・国際証券取扱高、米・NY連銀製造業景気指数、加・消費者物価指数、23:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:30に米・ジェファーソン:FRB副議長の発言、24:00に米・建設支出が発表予定となっている。最弱となったポンドが欧州時間で回復を見せるのか、値動きを注視したい。