昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは59.5ドルまで約1.87%上昇。天然ガスも同様に値を上げ、前日から2.37%反発。4.61ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約3.09%急落。1,465ドル台へ移行した。
為替市場は、欧州通貨が強含み、ポンドが米国時間で上向いた。ポンド米ドルは1.3100から1.3215まで上昇。時間足200SMAに下値を支えられる形でボリンジャーバンド+2σまで価格が上向いた。4時間足でも時間足同様の値動きが見られており、日足では20MA下位から直下まで値が戻っている状況だ。
本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、19:00に欧・実質GDP、欧・貿易収支、22:30に加・製造業売上高、加・卸売売上高、24:05に米・シュミッド:カンザスシティ連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、28:30に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言が予定されている。なお、米・小売売上高、生産者物価指数、企業在庫は引き続き政府機関閉鎖により発表延期となっている。対米ドルで上昇したポンドが上値を伸ばしていくのか、欧州時間での値動きを注視したい。