昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは60.3ドル台で推移。一方の天然ガスは前日から約0.50%低下。3.80ドル台へと落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約2.26%回復。1,446ドル付近へと値が戻った。
為替市場は、昨日発表された加・BOC政策金利発表にて、市場コンセンサス通り0.25%利下げとなり政策金利が2.25%となったにも関わらず、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は108.717から109.772まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足では、75MAに下値を支持されつつ反発しており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが継続している最中だ。
本日の指標は、正午ごろに日・BOJ政策金利と声明発表、15:30に仏・第3四半期GDP、仏・消費者支出、日・植田日銀総裁の記者会見、17:00にスイス・KOF先行指数、17:55に独・失業率、18:00に独・第3四半期GDP、19:00に欧・第3四半期GDP、22:00に独・消費者物価指数、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、22:55に米・ボウマンFRB副議長の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。BOC利下げも対円で上昇した加ドルの上伸性に注意したい。