昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは60.1ドルまで約1.83%低下。天然ガスにいたっては前日から3.34%急落し、3.84ドル台へと値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が見られたシルバーは、前日比プラス2.27%の47.5ドル台で推移した。
為替市場は、ポンドが欧州時間から米国時間にかけて最弱となった。ポンド円は203.864から201.670まで下落。時間足10MAに沿っての下落トレンドが発生した。4時間足では、75MAのサポートラインを割り込み200SMA直下まで一気に低下しており、日足では20MAを下抜ける急降下を見せている。なお、本日のアジア時間では201円前半まで下落しているため、欧州時間でのさらなる下落に注意したい。
本日の指標は、9:30に豪・第3四半期消費者物価指数、12:30にNZ・ホークスビーRBNZ総裁の発言、18:30に英・消費者信用残高、英・住宅ローン承認件数、英・住宅証券融資高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。最弱となったポンドが他通貨に対し回復を見せるのか、方向性に注意したい。