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最弱となったポンドが他通貨に対し回復を見せるのか方向性に注意か

最弱となったポンドが他通貨に対し回復を見せるのか方向性に注意か

最弱となったポンドが他通貨に対し回復を見せるのか方向性に注意か
2025.10.29
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本日のポイント
  1. 米・FOMC政策金利と声明発表
  2. 加・BOC政策金利と声明発表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは60.1ドルまで約1.83%低下。天然ガスにいたっては前日から3.34%急落し、3.84ドル台へと値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が見られたシルバーは、前日比プラス2.27%の47.5ドル台で推移した。

為替市場は、ポンドが欧州時間から米国時間にかけて最弱となった。ポンド円は203.864から201.670まで下落。時間足10MAに沿っての下落トレンドが発生した。4時間足では、75MAのサポートラインを割り込み200SMA直下まで一気に低下しており、日足では20MAを下抜ける急降下を見せている。なお、本日のアジア時間では201円前半まで下落しているため、欧州時間でのさらなる下落に注意したい。

本日の指標は、9:30に豪・第3四半期消費者物価指数、12:30にNZ・ホークスビーRBNZ総裁の発言、18:30に英・消費者信用残高、英・住宅ローン承認件数、英・住宅証券融資高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。最弱となったポンドが他通貨に対し回復を見せるのか、方向性に注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。