昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の60ドル台に乗せ60.4ドルまで回復。天然ガスにいたっては、前日から14.9%急騰。4.05ドル台へと推移した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が目立ったプラチナは、前日から3.29%高騰。1,585ドル台まで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された英・9月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の2.9%から3.4%に上昇したにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は203.242から201.920まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σから中心線にかけての反落が入っており、日足では20MAに下値を支持されつつ上値が重くなっている状況だ。
本日の指標は、19:00に英・CBI企業動向調査、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に加・小売売上高、22:00に英・ディングラMPC委員の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、23:25に米・バーFRB副議長の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数が発表予定となっている。なお予定されていた米・新規失業保険申請件数は、米政府機関の閉鎖により引き続き延期となっている。英・PPI上昇も上値が重くなったポンド円の回復余地を慎重に静観したい。