昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは58.2ドルまで約1.90%回復。天然ガスにいたっては前日から3.94%高騰。3.53ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から5.51%急落。1,540ドル台まで低下した。
為替市場は、CPI発表があり、前年比で0.5%ほど前月から上昇したことで、加ドルが米国時間で最強となった。米ドル加ドルは1.4065から1.4003まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-3σまで低下した。4時間足では、20MAに沿っての下降トレンドに入りつつあり、日足では、上抜けていた200SMAへのリテストが発生している最中だ。
本日の指標は、7:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、8:50に日・通関ベース貿易収支、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:25に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、25:35に米・バーFRB理事の発言、26:00に米・20年債入札が予定されている。上昇した加ドルの勢力が維持されるのか、方向性に注意したい。