昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは56.8ドルまで約0.34%低下。一方の天然ガスは、前日から約7.75%ほど急騰し、3.39ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下げ幅が目立ったシルバーは、前日から1.19%低下。51.6ドル台で推移した。
為替市場は、アジア時間終盤から米国時間にかけて、オセアニア通貨が最強となった。豪ドル米ドルは0.6485から0.6520まで上昇。時間足20MAに沿って200SMA直下まで値が伸びた。4時間足では、ボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足では200EMAが下値支持線となり価格上昇が見られている。
本日の指標は、15:00にスイス・貿易収支、日・工作機械受注、20:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:30に加・消費者物価指数、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、翌7:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。これ以外の大きな要人発言や重要指標は予定されていない。強含んだオセアニア通貨が米国時間でも勢力を維持するのか、方向性を慎重に静観したい。