先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは56.7ドルまで約1.39%低下。一方の天然ガスは約8.35%高騰し、3.14ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄は銅以外がそろって下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から8.09%低下。1,485ドル台へと値を下げた。
為替市場は、17日に発表された欧・9月消費者物価指数(HICP)の確報値が、前年比で前月の2.3%から2.4%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は175.960から174.822まで下落。時間足20MAに上値をレジストされる形で低下した。4時間足でも時間足と同様の値動きが見られており、日足では3日続落。サポートされていた10MAを割り込んだ。
本日の指標は、6:45にNZ・第3四半期消費者物価指数、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、12:50に日・高田日銀審議委員の発言、15:00に独・生産者物価指数、21:30に加・鉱工業製品価格、加・原料価格指数、28:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。それ以外に米国での重要指標や要人発言は予定されていない。最弱となったユーロが欧州時間で回復するのか、指標発表を注視しつつ慎重に見極めたい。