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対米ドルで上昇したユーロの上値余地を注視か

対米ドルで上昇したユーロの上値余地を注視か

対米ドルで上昇したユーロの上値余地を注視か
2025.10.15
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本日のポイント
  1. 加・卸売売上高
  2. 日・鉱工業生産

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.1ドルまで約1.8%下落。天然ガスにいたっては前日から3.06%低下。3.00ドル台まで値を下げた。一方で主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から5.12%高騰。節目の1,600ドル台へ到達した。

為替市場は、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1542から1.1614まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-3σから+3σまで回復した。4時間足では、ボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足でも4時間足と同様の反発が入っている状況だ。なお、本日のアジア時間では昨日高値を超えさらに超過し10MAまで値が戻っている状況だ。

本日の指標は、8:30に豪・Westpac先行指数、13:30に日・鉱工業生産、17:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、18:00に欧・鉱工業生産、20:00にMBA住宅ローン申請件数、20:00に南ア・小売売上高、21:30に加・製造業売上高、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:30に米・ミランFRB理事の発言、24:45に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、26:00に米・ウォラーFRB理事の発言、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。対米ドルで上昇したユーロの上値余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。