昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.1ドルまで約1.8%下落。天然ガスにいたっては前日から3.06%低下。3.00ドル台まで値を下げた。一方で主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から5.12%高騰。節目の1,600ドル台へ到達した。
為替市場は、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1542から1.1614まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-3σから+3σまで回復した。4時間足では、ボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足でも4時間足と同様の反発が入っている状況だ。なお、本日のアジア時間では昨日高値を超えさらに超過し10MAまで値が戻っている状況だ。
本日の指標は、8:30に豪・Westpac先行指数、13:30に日・鉱工業生産、17:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、18:00に欧・鉱工業生産、20:00にMBA住宅ローン申請件数、20:00に南ア・小売売上高、21:30に加・製造業売上高、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:30に米・ミランFRB理事の発言、24:45に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、26:00に米・ウォラーFRB理事の発言、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。対米ドルで上昇したユーロの上値余地を慎重に見極めたい。