昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇、債券市場が休場により、株高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは59.6ドル台での並行推移に終始した。天然ガスは前日から1.15%低下し3.09ドル台まで低下。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から4.72%高騰。1,566ドル台へと移行した。
為替市場は、オセアニア通貨が終日強含み、豪ドルが最強となった。豪ドル円は98.545から99.389まで上昇。時間足200SMAに下値をサポートされつつ上向いた。4時間足では、20MAのレジスタンスライン上抜けを試みている最中となっており、日足では先週金曜日の急落幅の半値付近まで値を戻している状況だ。
本日の指標は、8:01に英・BRC既存店売上高、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・NAB企業景況感、15:00に独・消費者物価指数、英・ILO失業率、英・雇用統計、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、21:00にテイラーMPC委員の発言、21:30に加・住宅建設許可、21:45に米・ボウマンFRB議長の発言、25:20に米・パウエルFRB議長の発言、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。強含んだオセアニア通貨が米国時間でも勢力を維持するのか、値動きを注視したい。