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対円で反落したポンドの下落余地を要観察か

対円で反落したポンドの下落余地を要観察か

対円で反落したポンドの下落余地を要観察か
2025.10.10
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本日のポイント
  1. 日・国内企業物価
  2. 加・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.3ドルまで1.84%ほど下落。天然ガスも同様に下落となり、前日比マイナス2.13%の3.23ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下げ幅が目立ったパラジウムは、前日から4.89%急落。1,430ドル台で推移した。

為替市場は、ポンドがアジア時間終盤から米国時間にかけて最弱となった。ポンド円は204.876から203.288まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、サポートされていた20MAを割り込むかの瀬戸際に位置しており、日足では ボリンジャーバンド+3σタッチからの反落が入っている状況だ。

本日の指標は、7:00に豪・ブロックRBA総裁の発言、8:50に日・国内企業物価、10:40に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、21:30に加・雇用統計、22:45に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:00にムサレム:セントルイス連銀総裁の発言が発表予定されている。なお、本日予定されていた財政収支は米政府機関の閉鎖により延期となっている。対円で反落したポンドの下落余地をじっくりと観察したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。