昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.0ドルまで約0.53%低下。一方の天然ガスは前日から3.03%高騰し、3.43ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上げ幅の目立った銅は、前日から1.25%高騰。4.92ドル台を回復した。
為替市場は、加ドルが米国時間で最弱となった。加ドル円は106.424から105.261まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σに沿ってのバンドウォークが見られた。4時間足では、RSIが22まで低下。日足では7月2日以来の安値圏まで値が落ちている状況だ。なお週足では直近までサポートされていた20MAを実体足で割り込んでいる。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・貿易収支、豪・RBA半期金融安定報告、14:00に日・消費者態度指数、15:30にスイス・消費者物価指数、15:35に日・内田日銀副総裁の発言、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言が予定されている。なお米・新規失業保険申請件数と米・耐久財受注は米政府機関の一部が閉鎖されたことにより発表延期となっている。最弱となり軟化した加ドルの下値余地を慎重に注視したい。