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最弱となった米ドルが下値を掘り下げていくのか方向性に注目か

最弱となった米ドルが下値を掘り下げていくのか方向性に注目か

最弱となった米ドルが下値を掘り下げていくのか方向性に注目か
2025.10.01
本日のポイント
  1. 米・ISM製造業景気指数
  2. 欧・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.4ドルまで約0.98%下落。一方の天然ガスは、前日から約2.11%高騰。3.33ドル台へと回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落幅が目立ったパラジウムは、前日から2.27%下落。1,278ドル台まで落ち込んだ。

為替市場は、昨日発表された米・8月JOLTS求人件数が、前月の718.1万人から722.2万人に改善したにも関わらず、米ドルが米国時間で最弱となった。米ドル円は148.847から147.648まで下落。時間足20MAに沿って下降した。4時間足では、200SMA直下まで価格が低下しており、日足ではボリンジャーバンド+3σから中心線まで下落。3日続落している。

本日の指標は、6:45にNZ・住宅建設許可、8:50に日・日銀短観、15:00に英・ネーションワイド住宅価格指数、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・消費者物価指数、18:55に英・マンMPC委員の発言、20:00に米・住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用者数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM製造業景気指数、米・建設支出、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。最弱となった米ドルが下値を掘り下げていくのか、方向性に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。