昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは63.1ドルまで約3.3%下落。一方の天然ガスは前日から3.70%高騰し、3.27ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、特に上げ幅の目立った銅は、前日比プラス1.78%の4.92ドル台まで回復した。
為替市場は、日本円に次いで豪ドルが強含んだ。豪ドル米ドルは0.6544から0.6581まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足では、20MA直下からボリンジャーバンド+2σまで回復しており、日足では75MAが下値支持線となり価格が上向いている。なお、本日RBA政策金利発表が行われ、政策金利が市場コンセンサス通り3.60%の据え置きとなったことで、豪ドルが続伸している。
本日の指標は、8:50に日・日銀金融政策決定会合における意見の公表、日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・百貨店/スーパー販売額、9:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に豪・住宅建設許可、13:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:00に日・住宅着工件数、14:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、15:00に英・実質GDP、16:55に独・雇用統計、21:00に独・消費者物価指数、21:50に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:00に米・住宅価格指数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・JOLTS求人、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表予定となっている。対米ドルで上昇した豪ドルの上値余地を慎重に静観したい。