先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは65ドルをまたいでの往って来いとなった一方、天然ガスは前日から1.43%低下し3.17ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、上昇幅が目立ったプラチナは、前日から3.20%高騰。1,589ドル台まで値を上げた。
為替市場は、欧州時間から米国時間にかけて欧州通貨が強含んだ。ユーロ米ドルは1.1654から1.1706まで上昇。3営業日ぶりに反発した。4時間足では、下抜けていた200SMAまでローソク足が回帰しており、日足では今月安値圏からの回帰を見せている。なお週足では、10MAのサポートラインをかろうじて死守しているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、14:30に日・野口日銀審議委員の発言、17:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、20:30に米・ウォラーFRB理事の発言、23:00に米・中古住宅販売成約指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。反発したユーロ米ドルの上値余地を慎重に見極めたい。