昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは63.5ドルまで約2.47%上昇。天然ガスも同様に上昇が見られ、前日から1.39%高騰。3.12ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日から4.70%高騰。1,493ドル台へ回復した。
為替市場は、NZドルが最弱となった。NZドル円は他のクロス円が上昇する中で下落。6日続落し、86.719から86.348まで低下した。4時間足では、10MAに上値をレジストされる形で価格が下向いており、日足では200SMAのレジスタンスラインを実体足で下抜けた。一方で、本日のアジア時間では昨日高値まで値が戻っている。
本日の指標は、10:30に豪・消費者物価指数、15:00に日・工作機械受注、17:00に独・IFO景況指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、25:30に英・グリーンMPC委員の発言、26:00に米・5年債入札、29:10に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。最弱となったNZドルが価格回復を見せるのか、方向性に注目したい。