昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.9ドルまで約1.36%低下。天然ガスにいたっては前日から3.58%値を下げ、3.09ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇幅が目立ったパラジウムは、前日から3.67%高騰。1,222ドル台まで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された加・8月鉱工業製品価格が、原材料価格にて前月の0.3からマイナス0.6に落ち込んだことで、加ドルが米国時間で最弱となった。加ドル円は107.565から106.829まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-2σまで低下した。4時間足では、200SMAへ上昇からのリテストが入っている状況となっており、日足では20MA直下にて方向感を模索している最中だ。
本日の指標は、16:30に独・製造業/非製造業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、18:00に英・ピルMPC委員の発言、19:00に英CBI企業動向調査、21:30に米・経常収支、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、22:00に米・ボウマンFRB副議長の発言、23:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、米・リッチモンド連銀製造業景気指数、25:35に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。米国時間で最弱となった加ドルの回復余地を慎重に見極めたい。