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急反落したポンド円の反発余地を静観か

急反落したポンド円の反発余地を静観か

急反落したポンド円の反発余地を静観か
2025.09.22
本日のポイント
  1. 欧・消費者信頼感指数
  2. 英・ピルMPC委員の発言

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇。史上最高値更新となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.5ドルまで前日から約0.53%低下。天然ガスは前日から0.78%下落。2.91ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外がそろって上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.08%高騰。43.0ドル台まで値を上げた。

為替市場は、19日に発表された英・8月小売売上高が、前年比で前月の1.1%から0.7%に低下したことで、ポンドがアジア時間終盤から米国時間にかけて最弱となった。ポンド円は200.611から199.216まで下落。時間足10MAに沿っての下落トレンドが発生した。4時間足では、75MAのサポートラインで止まることなく下伸し、200SMA直下まで下降。日足ではRSIが60から49まで低下した。

本日の指標は、10:00に豪・ブロックRBA総裁の発言、21:30に加・鉱工業生産、加・原料価格指数、米・シカゴ連銀全米活動指数、英・ピルMPC委員の発言、22:45に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に欧・消費者信頼感指数、米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・ミランFRB理事の発言が予定されている。急反落したポンド円の反発余地を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。