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米CPI上昇も指標後に下落した米ドルの下値余地に注目か

米CPI上昇も指標後に下落した米ドルの下値余地に注目か

米CPI上昇も指標後に下落した米ドルの下値余地に注目か
2025.09.12
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本日のポイント
  1. 日・鉱工業生産
  2. 仏・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.0ドルまで約2.60%急落。天然ガスにいたっては前日から3.35%下落し、2.91ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が目立ったパラジウムは、前日比プラス2.18%の1,242ドル台で推移した。

為替市場は、昨日発表された米・8月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の2.7%から市場予想通り2.9%へ上昇し、食品とエネルギーを除くコア指数も、前年比で市場予想通り3.1%となったことで、米ドルが米国時間で最弱となった。米ドル円は148.167から146.995まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-2σへと移行した。なお日足では、先月からの保ち合い水準となっている147円ミドルにとどまっている。

本日の指標は、13:30に日・鉱工業生産、15:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・商品貿易収支、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、17:45にナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に加・住宅建設許可、加・第2四半期設備稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。米CPI上昇も指標後に下落した米ドルの下値余地に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。