対米ドルで上昇し年初来高値を更新した豪ドルの上値余地に注目か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは63.5ドルまで約0.42％上昇。一方の天然ガスは前日から約2.11％低下。3.02ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から2.57％上昇。1,207ドル台へと移行した。

為替市場は、アジア時間から米国時間終盤にかけて終日オセアニア通貨が最強となった。豪ドル米ドルは0.6575から0.6634まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+2σへと移行した。4時間足では、20MAに下値をサポートされながらローソク足が上昇しており、日足ではRSIが52から63まで上昇。年初来高値を更新している。

本日の指標は、8:15にNZ・ホークスビーRBNZ総裁の発言、8:15に日・第3四半期景況判断BSI、日・国内企業物価指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。対米ドルで上昇し年初来高値を更新した豪ドルの上値余地に注目したい。