昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは63.3ドルまで約0.50%下落。一方の天然ガスは前日から0.62%上昇し、3.09ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落幅が目立ったプラチナは、前日比マイナス2.83%の1,390ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、本日の米・雇用統計を前に、米ドルが米国時間で強含んだ。米ドル円は147.793から148.776まで上昇。時間足75MAからの反発が入った。4時間足では、20MAに下値を支持されつつ価格が上向いており、日足では頭上に位置している200SMAの上抜けを試みている最中だ。一方で、本日のアジア時間では米ドルの上値が重くなっているため、雇用統計発表後の値動きに注意したい。
本日の指標は、8:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、8:30に日・毎日勤労統計、日・全世帯家計調査、14:00に日・景気動向指数、15:00に英・小売売上高、英・ハリファックス住宅価格、独・製造業新規受注、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:00に欧・実質GDP、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数が発表予定となっている。米・雇用統計にて通貨強弱性が変化するのか、米ドルの方向性に警戒したい。