昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは66.5ドルまで約1.64%上昇。一方の天然ガスは前日から0.45%低下。3.54ドル台にとどまった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく急騰したパラジウムは、前日から3.59%上昇。1,333ドル台を回復した。
為替市場は、昨日発表された豪・6月雇用統計にて、失業率が4.1%から4.3%に0.2ポイント悪化し、正規雇用者数も前月から減少したことで、豪ドルが指標発表後から米国時間にかけて最弱となった。豪ドル米ドルは0.6528から0.6453まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。日足では今月安値を更新。200EMA付近までローソク足が低下している。
本日の指標は、7:30に米・ウォラーFRB議長の発言、8:30に日・消費者物価指数、15:00に独・生産者者物価指数、17:00に欧・経常収支、17:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:00に欧・建設業生産高、21:30に米・住宅着工件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。失業率悪化にて弱含んだ豪ドルの下値余地に注意したい。