昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは65.4ドルまで約0.3%低下。一方の天然ガスは前日から0.79%上昇。3.56ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.2%上昇。1,286ドル台まで値が伸びた。
為替市場は、高値更新していたスイスフランが対円で反落した。フラン円は186.006から184.297まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-3σまで値が落ちた。4時間足ではRSIが73から42まで急落。一方で、日足では10MAより上位での上昇トレンドが崩れていない状況だ。なお、本日のアジア時間では昨日下落分の半値近く巻き戻しているため、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00に英・ILO失業率、英・雇用統計、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・国際証券取扱高、米・小売売上高、米・輸入物価指数、米・新規失業保険申請件数、22:15に米・クーグラーFRB理事の発言、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、26:30に米・クックFRB理事の発言が予定されている。高値更新からの反落が入ったフラン円の回復余地に十分警戒したい。