loading
search

米ドル高・円安となった強弱性の変化に要注意か

米ドル高・円安となった強弱性の変化に要注意か

米ドル高・円安となった強弱性の変化に要注意か
2025.07.16
NEW
本日のポイント
  1. 英・消費者物価指数
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは65.5ドルまで約1.7%低下。一方の天然ガスは前日から2.85%上昇し、3.53ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落幅が目立ったシルバーは、前日から約1.14%低下。37.7ドル台まで落ち込んだ。

為替市場は、米国時間で米ドル高・円安相場となった。米CPIが前年比・前月比ともに上振れたことで、米ドル円は147.552から148.987まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σでのバンドウォークが確認された。4時間足ではRSIが77まで高騰。日足では200EMAの上値抵抗帯を突破し、200SMAラインを目指して値が伸びている。

本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・貿易収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、南ア・小売売上高、21:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・生産者物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・バーFRB理事の発言、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。米ドル高・円安となった強弱性の変化を慎重に静観したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。