昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは66.6ドルまで約2.9%急落。一方の天然ガスは前日から約0.41%回復し、3.44ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が下落となり、特に大きく落ち込んだパラジウムは、前日から3.98%低下。1,240ドルまで値を下げた。
為替市場は、終日オセアニア通貨が弱含んだ。NZドル円は他のクロス円が上昇する中で下落。88.498から87.978まで低下した。時間足では20MAをまたいでの値動きとなり、4時間足では、下値をかろうじて20MAに支えられている状況だ。日足ではボリンジャーバンド+3σからの反落となっているため、米国時間での継続した値動きに注意したい。
本日の指標は、8:01に英・BRC既存店売上高、9:30に豪・Westpac消費者信頼感指数、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、欧・鉱工業生産、21:30に加・製造業売上高、米・消費者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、加・消費者物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、25:45に米・バーFRB議長の発言、26:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。最弱となったオセアニア通貨の回復余地をじっくりと観察したい。