昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは66.8ドルまで約2.2%反落。一方の天然ガスは前日から約4.9%上昇。3.36ドル台まで値が伸びた。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、大きく高騰したパラジウムは、前日から5.03%上昇。1,201ドルまで回復した。
為替市場は、欧州時間から米国時間にかけてスイスフランが最弱となった。フラン円は184.315から183.399まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σに沿って値が落ちた。4時間足では一時的にサポートされていた20MAを割り込んだ。なお、本日のアジア時間では昨日の下落分をすべて相殺している。
本日の指標は、15:00に英・月次GDP、独・消費者物価指数、英・製造業生産高、英・貿易収支、英・鉱工業生産、15:45に仏・消費者物価指数、21:30に加・雇用統計、加・住宅建設許可、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。高値更新から調整が入ったフラン円の回復余地を慎重に静観したい。