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建設業PMI改善も対円で下落したポンドの回復余地を注視か

建設業PMI改善も対円で下落したポンドの回復余地を注視か

建設業PMI改善も対円で下落したポンドの回復余地を注視か
2025.07.07
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本日のポイント
  1. 日・毎月勤労統計
  2. 独・鉱工業生産

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が祝日により休場となり、金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは65.3ドルまで約2.76%低下。天然ガスは小動きとなり、前日から0.29%下落し、3.38ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下が見られた銅は、前日から1.38%下落。5.06ドル台まで値を下げた。

為替市場は、4日に発表された英・6月建設業PMIが、前月の47.9から48.8に改善し、市場予想の48.4を上振れたにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は197.906から196.912まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σ付近での反落が入っており、日足では20MA前後にて上値が重くなっている最中だ。

本日の指標は、8:30に日・毎月勤労統計、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、17:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:00に欧・小売売上高が発表予定となっている。建設業PMI改善も、対円で下落したポンドの回復余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。