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上昇から一転した加ドル円の下伸性に要警戒か

上昇から一転した加ドル円の下伸性に要警戒か

上昇から一転した加ドル円の下伸性に要警戒か
2025.07.02
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本日のポイント
  1. 欧・雇用統計
  2. 豪・住宅建設許可

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは65.5ドルまで約1.06%上昇した。一方の天然ガスは前日から約0.43%低下。3.44ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落が見られたパラジウムは、前日から約0.20%低下。1,126ドル台で推移した。

為替市場は、加ドルが欧州時間から米国時間にかけて最弱となった。加ドル円は105.825から104.840まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足では200SMAのサポートラインを一時的に下抜けており、週足ではボリンジャーバンド+2σからの反落基調に入っている最中だ。

本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、10:30に豪・住宅建設許可、豪・小売売上高、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・雇用統計、19:30に英・テイラーMPC委員の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、23:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。上昇から一転した加ドル円の下伸性に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。