高値更新しているスイスフランの上値余地を静観か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは65.0ドルまで低下。天然ガスにいたっては前日から2.44%下落。3.68ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したプラチナは、前日から1.64%高騰。1,313ドル台へと推移した。

為替市場は、スイスフラン高・米ドル安の相場展開となった。米ドルフランは0.8130から0.8035まで下落。今年安値水準に達し、10年来安値を更新した。4時間足ではRSIが23まで低下しており、日足ではボリンジャーバンド-3σにローソク足が接触している状況だ。このまま有事のスイスフラン高が継続していくのか、方向性に注目したい。

本日の指標は、7:45にNZ・貿易収支、8:50に日・企業向けサービス価格指数、10:30に豪・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、15:45に仏・消費者信頼感指数、17:45に英・ロンバルデッリBOE総裁の副総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・新築住宅販売件数、米・パウエルFRB議長の議会証言、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。高値更新しているスイスフランの上値余地を慎重に静観したい。