昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIはイラン・イスラエルの停戦合意を受け、約14%下落。65.0ドルまで値を下げた。天然ガスも同様に下落しており、前日から約5.8%低下。3.76ドル台まで下落した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から3.9%急騰。1,089ドルをタッチした。
為替市場は、終日日本円とオセアニア通貨が最弱となった。他のクロス円が上昇する中、豪ドル円は93.849から94.686の間で推移。20MAをまたいでの値動きに終始した。4時間足でも20MAを中心とした方向感にかける値動きとなり、日足では、かろうじて10MAに下値をサポートされての上昇基調が継続している最中だ。
本日の指標は、17:00に独・IFO景況感指数、21:30に加・消費者物価指数、米・経常収支、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格、22:35に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、23:00に米・パウエルFRB議長の発言、米・リッチモンド連銀製造業指数、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、25:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に米・2年債入札が発表予定となっている。最弱となったオセアニア通貨の回復余地をじっくりと見極めたい。