昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは前日から約3.43%上昇。73.7ドル付近を回復した。天然ガスも同様に上昇し、前日から3.7%急騰。3.88ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したシルバーは、前日から2.2%急騰。37.1ドル台をタッチした。
為替市場は、米ドルが最強となり、ポンドが最弱となった。ポンド米ドルは1.3580から1.3416の間で推移。時間足200SMAのサポートラインを割り込んだ。4時間足では200SMA直下までローソク足が急落しており、日足ではボリンジャーバンド+2σから-2σまで値が落ちている。本日の指標発表にてポンドが対米ドルでさらに弱含むのか、方向性に注意したい。
本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、日・機械受注、9:30に豪・Westpac先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、17:00に欧・経常収支、南ア・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・住宅着工件数、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:15に加・マックレムBOC総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。米FOMCにて通貨強弱性が大きく変化するのか、方向性を慎重に静観したい。