昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.8ドルまで約1.4%低下。一方の天然ガスは前日から2.6%上昇。3.76ドルを回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したプラチナは、前日から1.18%上昇。1,239ドル台まで値が伸びた。
為替市場は、本日正午過ぎの日銀政策金融決定会合発表にて、政策金利が0.5%に据え置かれた一方、国債買い入れ総額の減額継続を発表したことで、日本円が指標発表後に強含んだ。ポンド円は196.845から196.061まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σからの反落が入った。一方で日足では今年1月以来の高値水準にて推移しているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日の指標は、正午前後に日・BOJ政策金利と声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、21:30に加・国際証券取扱高、21:30に米・小売売上高、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、翌7:45にNZ・経常収支が発表予定となっている。日銀政策を折り込み日本円が強含むのか、方向性に警戒したい。