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対円で上昇した米ドルの上伸性に要警戒か

対円で上昇した米ドルの上伸性に要警戒か

対円で上昇した米ドルの上伸性に要警戒か
2025.06.16
本日のポイント
  1. 米・NY連銀製造業景気指数
  2. 英・ライトムーブ住宅価格

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは73.1ドルまで約6.7%急騰。天然ガスも同様に上昇し、前日から2.01%値を上げ、3.61ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したプラチナは、前日から5.8%急落。1,211ドルまで値を下げた。

為替市場は、13日に発表された米・6月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が、前月の52.2から60.5に上昇し、市場予想の53.4を上振れたことで、米ドルが米国時間で強含んだ。米ドル円は142.806から144.481まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではRSIが33にてダブルボトムを形成。反発が入った。一方で、日足では同一価格帯での推移が約1ヶ月続いている状況だ。

本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、15:30にスイス・生産者輸入価格、16:00にナーゲル独連銀総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、26:00に米・20年債入札が発表予定となっている。対円で上昇した米ドルの上伸性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。