先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは73.1ドルまで約6.7%急騰。天然ガスも同様に上昇し、前日から2.01%値を上げ、3.61ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したプラチナは、前日から5.8%急落。1,211ドルまで値を下げた。
為替市場は、13日に発表された米・6月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が、前月の52.2から60.5に上昇し、市場予想の53.4を上振れたことで、米ドルが米国時間で強含んだ。米ドル円は142.806から144.481まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではRSIが33にてダブルボトムを形成。反発が入った。一方で、日足では同一価格帯での推移が約1ヶ月続いている状況だ。
本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、15:30にスイス・生産者輸入価格、16:00にナーゲル独連銀総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、26:00に米・20年債入札が発表予定となっている。対円で上昇した米ドルの上伸性に警戒したい。