昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを突破し72.0ドルまで急騰。天然ガスも小幅に上昇し、3.54ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から2.06%低下。1,058ドル台での推移となった。
為替市場は、ポンドが米ドルに次いで弱含んだ。ポンド円は195.792から194.707まで下落。時間足200SMA直下まで値を下げた。4時間足では200EMAラインまでローソク足が低下しており、日足では196円ミドルの抵抗帯にて価格が3度ほど反落している。このままポンドが欧州時間でも弱含むのか、注意したい。
本日の指標は、7:30にNZ・製造業PMI、13:30に日・鉱工業生産、日・第3次産業活動指数、15:00に独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、21:30に加・製造業出荷高、加・卸売売上高、加・第1四半期設備投資稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が発表予定となっている。上値が重くなったポンドの欧州時間での値動きを慎重に注視したい。