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米CPI後から下落した米ドルの下値余地に要警戒か

米CPI後から下落した米ドルの下値余地に要警戒か

米CPI後から下落した米ドルの下値余地に要警戒か
2025.06.12
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. 英・鉱工業生産

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは68.4ドルまで5.85%上昇。一方の天然ガスは前日から約0.1%低下し、3.51ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したプラチナは、前日から2.39%急騰。1,248ドル台まで値を上げた。

為替市場は、昨日発表された米・5月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の2.3%から2.4%に0.1ポイント上昇した一方、食品とエネルギーを除くコア指数が落ち着いたことで、指標発表後から米ドルが対円で下落した。ドル円は145.461から144.329まで下落。時間足200EMA直下まで値を下げた。日足では今月高値更新からの反落が入る形となった。

本日の指標は、8:01に英・RICS住宅価格、8:50に日・第2四半期景況判断BSI、15:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・商品貿易収支、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、翌7:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。米CPI後から下落した米ドルの下値余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。