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英・雇用統計悪化にて下落したポンドの回復余地を静観か

英・雇用統計悪化にて下落したポンドの回復余地を静観か

英・雇用統計悪化にて下落したポンドの回復余地を静観か
2025.06.11
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・10年債入札

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは64.6ドルまで約1.1%低下。天然ガスにいたっては前日から2.63%下落。3.52ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは前日から1.91%低下。1,075ドル付近まで値を下げた。

為替市場は、ポンドが雇用統計結果を受け、欧州時間から米国時間にかけて最弱となった。ポンド円は196.447から194.783まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-3σまで低下した。4時間足ではRSIが65から48まで低下している一方、日足では10MAに下値をサポートされての上昇トレンドが崩れていない状況だ。

本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数、12:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・住宅建設許可、米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。英・雇用統計悪化にて下落したポンドの回復余地を慎重に見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。