昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.7ドルまで約1.01%下落。天然ガスも同様に下落となり、3.67ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から1.42%低下。節目の1,000ドル台は維持しているものの、1,006ドルまで落ち込んだ。
為替市場は、昨日発表された米・ISM非製造業景気指数が、前月の51.6から49.9まで低下したことで、米ドルが米国時間で最弱となった。ドル円は144.398から142.589まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-3σまで急落した。4時間足では200EMAに上値をレジストされる形で反落しており、日足では先月安値圏に到達している。
本日の指標は、8:30に日・毎月勤労統計、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・貿易収支、15:00に独・製造業受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、南ア・経常収支、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、25:00に米・クーグラーFRB理事の発言が予定されている。最弱となった米ドルが反発を見せるのか、値動きに注目したい。