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最弱となった米ドルが反発を見せるのか注目か

最弱となった米ドルが反発を見せるのか注目か

最弱となった米ドルが反発を見せるのか注目か
2025.06.05
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本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 豪・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.7ドルまで約1.01%下落。天然ガスも同様に下落となり、3.67ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から1.42%低下。節目の1,000ドル台は維持しているものの、1,006ドルまで落ち込んだ。

為替市場は、昨日発表された米・ISM非製造業景気指数が、前月の51.6から49.9まで低下したことで、米ドルが米国時間で最弱となった。ドル円は144.398から142.589まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-3σまで急落した。4時間足では200EMAに上値をレジストされる形で反落しており、日足では先月安値圏に到達している。

本日の指標は、8:30に日・毎月勤労統計、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・貿易収支、15:00に独・製造業受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、南ア・経常収支、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、25:00に米・クーグラーFRB理事の発言が予定されている。最弱となった米ドルが反発を見せるのか、値動きに注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。