昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは62.3ドルまで約1.6%上昇。一方の天然ガスは前日から約5.0%急落し、3.56ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.05%下落。966ドルまで値を下げた。
為替市場は、昨日発表された米・5月リッチモンド連銀製造業活動指数が、前月のマイナス13からマイナス9に改善し、FOMC議事録もほぼ想定通りの内容だったことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は143.852から145.079まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-3σから+3σまで値が伸びた。4時間足でも時間足同様の値動きが見られ、日足では3日続伸した。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、14:00に日・消費者態度指数、18:00に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、18:30に南ア・生産者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・経常収支、米・実質GDP、米・個人消費、23:00に米・中古住宅販売成約指数、23:40に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。上昇した米ドル円の上値更新が見られるのか、見極めたい。