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弱含んだ日本円の回復余地を注視か

弱含んだ日本円の回復余地を注視か

弱含んだ日本円の回復余地を注視か
2025.05.27
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本日のポイント
  1. 日・企業向けサービス価格指数
  2. 米・耐久財受注

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が祝日のため休場となり、金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.2ドルまで約0.92%低下。天然ガスも同様に低下し、3.70ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日比マイナス2.10%の992ドル台での着地となった。

為替市場は、アジア時間終盤から米国時間にかけて日本円が弱含んだ。米ドル円は142.415から143.047まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足ではRSIが40からの反発が入っている。本日の米国時間でも日本円が軟化していくのか、注視したい。

本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、15:00に独・GFK消費者信頼感指数、18:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感指数、21:30に米・耐久財受注、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格、23:00に米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:20にスイス・シュレーゲルfSNB総裁の発言が発表予定となっている。弱含んだ日本円の回復余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。