loading
search

上値が重くなった米ドル円の回復余地を注視か

上値が重くなった米ドル円の回復余地を注視か

上値が重くなった米ドル円の回復余地を注視か
2025.05.16
NEW
本日のポイント
  1. 日・実質GDP1次速報値
  2. 欧・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは61.1ドル付近での小動きとなった。一方の天然ガスは前日から約2.98%下落。3.35ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったゴールドは、前日から約2.9%上昇。3,218ドルを回復した。

為替市場は、昨日発表された米・4月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の2.7%から2.4%に低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は146.738から145.414まで下落。時間足20MAに沿っての緩やかな価格低下となった。4時間足では200EMAのサポートラインをすでに下回っており、日足では3日続落している。

本日の指標は、8:50に日・実質GDP1次速報値、12:00にNZ・2年インフレ予想、13:30に日・鉱工業生産、18:00に欧・貿易収支、20:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、米・輸入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:00に英・ロンバルデッリBOE副総裁の発言が予定されている。上値が重くなった米ドル円の回復余地を慎重に注視したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。