昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.3ドルまで約2.4%低下。天然ガスにいたっては前日から4.18%低下し、3.45ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に大きく低下したゴールドは、前日から2.28%落ち込み3,150ドル台まで値を下げた。
為替市場は、昨日発表された加・3月住宅建設許可が、前月の2.9%からマイナス4.1%となったことで、加ドルが対円で続落した。加ドル円は105.943から104.484まで低下。時間足20MAに沿っての下落が見られた。4時間足では75MAのサポートライン直下にて下抜けを試みている最中だ。日足では200EMAが上値抵抗帯となり価格が落ちている状況だ。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00に英・実質GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、18:00に欧・実質GDP、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・製造業売上高、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、21:40に米・パウエルFRB議長の発言、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数が発表予定となっている。住宅建設許可下振れにより下落した加ドルの下値余地に注意したい。