昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは61.7ドルまで前日から約0.86%上昇。一方の天然ガスは前日から約1.57%低下し、3.69ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは前日から約4.8%低下。937ドルまで値を下げた。
為替市場は、豪ドルが対米ドルで下落した。豪ドル米ドルは0.6460から0.6357まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-3σまで低下した。4時間足では200EMA直下まで価格が落ちており、日足では200SMAラインからの反落が入っている。このまま豪ドルが対米ドルで軟化していくのか、方向性に注意したいところだ。
本日の指標は、8:01に英・BRC既存店売上高、8:50に日・マネーストック、日・日銀金融政策決定会合における意見の公表、9:30に豪・Westpac消費者信頼感指数、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に英・雇用統計、17:45に英・ピルMPC理事の発言、18:00に独・ZEW景況感指数、独・ZEW景況感指数、18:30に南ア・雇用統計、21:30に米・消費者物価指数、23:10に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。大きく反落した豪ドル米ドルの下伸性に十分注意したい。